Sendai International Music Competition

ジャック・ルヴィエ | 仙台国際音楽コンクール公式サイト

プロフィール


©Guy Vivien

ジャック・ルヴィエ(フランス) Jacques ROUVIER

ピアノ部門 審査副委員長

父はホルン奏者、母は歌手という音楽一家に生まれる。1954年、故郷マルセイユでヴィルヘルム・ケンプによるベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番、第5番の演奏を聴き、その魔法の響きに魅了され、ピアニストとして歩んでいくことを決意する。

パリ国立高等音楽院でヴラド・ペルルミュテール、ピエール・サンカン、ジャン・ユボーなどに学び、アーティストであり友人でもあるピエール・バルビゼとジャン・ファシナからは音楽教育法を学ぶだけでなく、人間的にも強い影響を受けた。これまでに数々の国際コンクール(マリア・カナルス・バルセロナ、ヴィオッティ、ロン=ティボーなど)で入賞。1970年にはルヴィエ=カントロフ=ミュレール・トリオを結成し世界中で演奏会を行うなど、室内楽にも積極的に取り組んでいる。

レコーディング作品も数多くあり、ラヴェルやドビュッシーの作品のほか、最近ではダヴィッド・フレイとの共演で、シューベルトやバッハの協奏曲をリリースしている。

プラード、スポレート、クフモ、エクス=アン=プロヴァンスなどの音楽祭に招かれるほか、メンデルスゾーン国際、浜松、オランダ・ミュージック・セッションなど世界各地のアカデミーでマスタークラスを開催。また、チャイコフスキー、ショパン、リーズ、サンタンデール、ダブリン、モントリオール、ロン=ティボー、ジュネーヴ、ソウル、浜松などの国際コンクールで審査委員を務めている。

パリ国立高等音楽院では名教師として、ダヴィッド・フレイ、アルカディ・ヴォロドス、エレーヌ・グリモーら多くの著名なピアニストを輩出している。ベルリン芸術大学客員教授を務めたのち、現在はザルツブルク・モーツァルテウム大学、ベルギーのムジカ・ムンディ音楽学校で教鞭をとっている。

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