Sendai International Music Competition

堀米 ゆず子 | 仙台国際音楽コンクール公式サイト

プロフィール


堀米 ゆず子(日本) HORIGOME Yuzuko

ヴァイオリン部門 審査委員長

1980年に日本人として初めてエリーザベト王妃国際音楽コンクールで優勝を飾った堀米ゆず子は、その40周年を迎えた2020年11月に東京・サントリーホールに於いてJ.S.バッハの無伴奏リサイタルを開催。音楽の友に於いては「当夜の堀米の演奏は、演奏もさることながら非常な演奏環境とも相まって、言霊ならぬ音霊さえ宿っているような深遠さが余韻に残った」と評されるなど絶賛を博した。

5歳からヴァイオリンを久保田良作氏のもとで始め、1975年より江藤俊哉氏に師事。1980年桐朋学園大学卒業。同年エリーザベト王妃国際音楽コンクールで日本人初の優勝を飾る。以来ベルリン・フィル、アムステルダム・コンセルトヘボウ管、ウィーン響、チェコ・フィル、ロンドン響、シカゴ響、ボストン響、ニューヨーク・フィル、クラウディオ・アバド、小澤征爾、サイモン・ラトル、シャンドール・ヴェーグ、アンドレ・プレヴィンなど世界一流のオーケストラ、指揮者との共演を重ねている。

世界中の音楽祭にも数多く招かれ、その中にはアメリカのマールボロ音楽祭、クレーメルの主宰するロッケンハウス音楽祭、ルガーノアルゲリッチ音楽祭(スイス)、フランダース音楽祭(ベルギー)などがある。室内楽にも熱心に取り組んでおり、これまでにルドルフ・ゼルキン、アルゲリッチ、ルイサダ、クレーメル、マイスキー、今井信子、メネセス、ナイディックなどと共演している。

また、マスタークラスも熱心に行っており、これまでにイタリアのカメラータピチュナ、イギリスのケンブリッジ、フランスのエクサンプロヴァンス、イタリアのブレシア、和歌山市加太などで開催している。

また、2011年東日本大震災に対し、微力ながら手助けになる事を願って、毎年ブリュッセルに於いて「復興コンサート」を行なっている。

多くの国際コンクールの審査委員にも招かれており、2016年5月より仙台国際音楽コンクールヴァイオリン部門審査委員長に就任。2015年7月には、春秋社より著書『ヴァイオリニストの領分』を刊行。現在、マーストリヒト音楽院教授。

使用楽器は、ヨゼフ・グァルネリ・デル・ジェス(1741年製)。

公式ウェブサイト:https://yuzukohorigome.com/

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