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ピアノ部門

審査委員

©Paz Fernández

ジュゼップ・コロン(スペイン) Josep COLOM

ピアノ部門 審査委員

1947年バルセロナ生まれ。バルセロナ市立高等音楽院で巨匠ジョアン・ギンジョアンに学び、パリのエコール・ノルマル音楽院で研鑽を積む。
1977年ハエン、1978年サンタンデールをはじめとした国際コンクールで優勝。1998年スペイン文化省から国家音楽賞を授与された。1980年にはショパン国際ピアノコンクール審査委員を務めるなど、多くの国際コンクールに審査委員として招かれている。
スペインのオーケストラと定期的に共演するほか、リサイタルや主要な音楽祭、音楽ホールにおいて室内楽にも取り組んでいる。

フランスのMANDALAレーベルで、ブラームス、フランク、ブラスコ・デ・ネブラ、モンポウ、ファリャの作品を収めたCDを制作。また、スペインのRTVEレーベルから、プロコフィエフのピアノ協奏曲第3番を収録したDVD、ラジオ・クラシカのライヴ録音アーカイブによる『Grandes pianistas españoles (スペインの偉大なピアニストたち)』シリーズからショパン、ドビュッシー、ラヴェルのCDがリリースされた。

近年は、高音質レーベルEudoraからリリースされた6枚のCDのうち、最初の2枚にあたる『Dialogue』ではモーツァルトとショパンの作品を、『Confluences』ではバッハとショパンの作品を交互に演奏し、古典派、バロック、ロマン派といった様式にとらわれない、作品に内在する真の特徴を際立たせることに注力した作品となっている。そのほかに、ベートーヴェンの後期三大ソナタと6つのバガテルを収録した作品や、ショパンとリストそれぞれのロ短調ソナタを同時収録したもの、モンポウの「ひそやかな音楽」などがある。

定期的にマスタークラスを開催するほか、2012年9月からはバルセロナのリセウ高等音楽院で教鞭を執っている。若い音楽家たちと触れ合うことは、偉大な作曲家たちの作品を再発見する熱意を得る貴重な機会ととらえている。

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