プロフィール
©Marco Borggreve
ミハエラ・マルティン(ドイツ) Mihaela MARTIN
ヴァイオリン部門 審査委員
ルーマニア生まれ、同世代で最も優れたヴァイオリンの名手の一人として知られている。19歳の時にチャイコフスキー国際コンクール第2位受賞。のちにインディアナポリス国際ヴァイオリン・コンクールで優勝し、本格的なキャリアをスタートさせた。
ソリストとしてBBC響、ロイヤル・フィル、モントリオール、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、ジョルジェ・エネスク・フィルなどのオーケストラや、クルト・マズア、ニコラウス・アーノンクール、シャルル・デュトワ、N・ヤルヴィ、P・ヤルヴィらの指揮者と共演。
室内楽は、彼女の音楽活動において欠かすことのできないものであり、これまでにミケランジェロ弦楽四重奏団創設メンバーとして、カーネギー・ホール、ピエール・ブーレーズ・ザール、ウィグモア・ホール、シャンゼリゼ劇場など世界トップクラスのホールに出演している。また、ヴェルビエ、ジョルジェ・エネスク、アカデミー・ブダペスト、エルサレム、クロンベルク、サンタンデール、ラヴィニアなどの音楽祭にも招待されている。
2017年からはドイツのバート・ホンネフ国際室内楽音楽祭の芸術監督を務め、ダニエル・バレンボイム、セルゲイ・ババヤン、レーラ・アウエルバッハ、キリル・ゲルシュタイン、デニス・コジュヒン、シャロン・カム、今井信子らと共に、国内外から集まる聴衆を魅了している。
ケルン音楽大学、バレンボイム=サイード・アカデミー、クロンベルク・アカデミーで教鞭を執るほか、世界各地でマスタークラスを積極的に開催。また、エリーザベト王妃、インディアナポリス、モントリオール、ジョルジェ・エネスク、チャイコフスキー等の主要な国際コンクールで審査委員を務めている。
使用楽器は1748年製のJ.B.グァダニーニ。