プロフィール
シュムエル・アシュケナージ(アメリカ) Shmuel ASHKENASI
ヴァイオリン部門 審査委員
1941年イスラエル、テルアビブ生まれ。テルアビブ音楽院でイロナ・フェヘールに学び、1958年に渡米後、カーティス音楽院でエフレム・ジンバリストに師事。
メリウェザー・ポスト・コンクール第1位、エリーザベト王妃国際音楽コンクールファイナリスト、1962年チャイコフスキー国際コンクールで第2位受賞。
ソリストとして、ニューヨーク、ボストン、フィラデルフィア、シカゴ、ロサンゼルス、ベルリン、ロンドンなど数多くの一流オーケストラと共演。また、ストコフスキー、ベーム、ケンペ、ラインスドルフ、クーベリックら世界的指揮者との共演も多い。
パガニーニのヴァイオリン協奏曲第1番・第2番をドイツ・グラモフォンから、ベートーヴェンのロマンスとモーツァルトのヴァイオリン協奏曲第5番イ長調K219をテューダー・レーベルからリリース。
これまでにマレイ・ペライア、ピーター・ゼルキン、メナヘム・プレスラーとのリサイタルや、ルドルフ・ゼルキン、エマニュエル・アックス、ビヴァリー・シルズ、トーマス・ハンプソン、マイケル・ツリー、アーノルド・スタインハート、ピンカス・ズーカーマンらと共演を重ねる。
1969年フェルメール弦楽四重奏団を結成。39年間第1ヴァイオリン奏者を務め、世界各地の主要都市で公演を行い権威ある音楽祭にも多数出演。世界最高峰のアンサンブルの一つとして国際的な地位を確立した。レコーディング作品は米グラミー賞に幾度もノミネートされており、ベートーヴェン、チャイコフスキー、バルトークの弦楽四重奏曲全集をはじめ、シューベルト、ブラームス、ショスタコーヴィチ、メンデルスゾーン、シュニトケ、ヴェルディ、ハイドン等のCDがリリースされている。
2007年カーティス音楽院教授に就任し、後進の指導にあたっている。