プロフィール
🄫Carlos Villarroel
寺神戸 亮(日本) TERAKADO Ryo
ヴァイオリン部門 審査委員
1961年ボリビア生まれ。1983年第52回日本音楽コンクールヴァイオリン部門で第3位入賞。桐朋学園大学を首席で卒業と同時に東京フィルハーモニー交響楽団にコンサートマスターとして入団。その後在学中より興味を抱いていたオリジナル楽器によるバロック演奏に専心するためにオランダのデン・ハーグ王立音楽院に留学し、シギスヴァルト・クイケンの下で研鑽を積む。
同院在学中から演奏活動を始め、「レザール・フロリサン」「シャペル・ロワイヤル」「コレギウム・ヴォカーレ・ゲント」「ラ・プティット・バンド」などヨーロッパを代表する古楽器アンサンブルのコンサートマスターを歴任。また、ソリストとしても数多くのオーケストラと協奏曲の共演を重ねるなど、初期バロックから後期ロマン派、印象派に至るまで、ソロ・室内楽で幅の広い活動を行っている。
ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラを用いた演奏活動も精力的に行い、J.S.バッハ『無伴奏チェロ組曲全曲』録音ではレコード・ アカデミー(器楽曲部門)賞を受賞。また、バッハ『無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ』、テレマン『無伴奏ヴァイオリンのための12のファンタジア』で、文化庁芸術祭優秀賞を受賞しており、いずれも好評を博している。「第1回北とぴあ国際音楽祭’95」において、パーセルの《ダイドーとエネアス》で指揮者デビュー、以後ラモーやモーツァルトなどのオペラ作品を中心に公演し、日本で最もバロック・オペラに精通した貴重な存在として注目を集めている。
2015年、第45回東燃ゼネラル音楽賞洋楽部門本賞受賞。デン・ハーグ王立音楽院教授、 桐朋学園大学特任教授。ブリュッセル王立音楽院にてアーティスト・イン・レジデンスとしてマスタークラスを行っている。
ベルギー、ブリュッセル在住。