プロフィール
©Ettore Causa
リヴィウ・プルナル(ルーマニア／ベルギー) Liviu PRUNARU
ヴァイオリン部門 審査委員
インディアナポリスやエリーザベト王妃など主要な国際コンクールで数々の入賞を果たし、現在、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団コンサートマスターとして活躍し続けるヴァイオリニスト。
これまでにソリストとして、ロイヤル・フィル、ロンドン響、ベルギー国立管、バーリ響、ルーマニア国立放送響、マヨ管、プチョン・フィルなどのオーケストラや、メニューイン、ルイージ、クリヴィヌら著名な指揮者と共演を重ねる。
ルーマニアのクラヨーヴァ生まれ。6歳よりオプリサン教授のもとでヴァイオリンを学ぶ。国内の7つのコンクールで優勝し、チェコの国際コチアン・コンクールで第１位受賞。1990年アルベルト・リジィの招きで、スイスのメニューイン・アカデミーで学び、イーゴリ・オイストラフ、ニキタ・マガロフ、ジャン＝ピエール・ランパル、ピエール・アモイヤルといった偉大な芸術家たちの薫陶を受け、ニューヨークへ渡りドロシー・ディレイのもとでさらに研鑽を積み、イツァーク・パールマンのマスタークラスにも積極的に参加した。
メニューイン・アカデミーで14年間教鞭をとった後、2006年9月に世界を代表するオーケストラであるロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団コンサートマスターに就任。2010年10月に、敬愛するメニューインとリシィの伝統を引き継ぐ形で、メニューイン・アカデミー音楽監督に就任し、音楽家としてまた人生においても大きな転換期を迎えた。世界各地でマスタークラスを開催するほか、リサイタルにも出演。CDレコーディングにも積極的に取り組んでいる。最近は、メニューイン・アカデミー卒業生で構成されたアンサンブル「シャリース・ヴィルトゥオーゾ」メンバーとしてスヴェンセンとブルッフの弦楽八重奏曲のCDをリリースし、演奏会も行っている。
使用楽器は1694年製アントニオ・ストラディヴァリウス。