プロフィール
グレゴリー・アース(イスラエル) Gregory AHSS
ヴァイオリン部門 審査委員
故郷であるモスクワのグネーシン音楽学校でヴァイオリンを学び、イスラエル音楽院とテルアビブ音楽院でレナ・メイザー、イリーナ・スヴェトローヴァに師事。その後、ボストンに渡りドナルド・ワイラースタインのもと、ニューイングランド音楽院で研鑽を積んだ。
学生時代にタール・ピアノ・トリオを結成し、プレミオ・トリオ・ディ・トリエステ国際室内楽コンクールで優勝。
2004年、クラウディオ・アバド指揮モーツァルト管弦楽団でソロデビュー。その後もアバドと共演を重ね、ルツェルン祝祭管弦楽団のコンサートマスターに就任。ソリストとして参加したアバド指揮モーツァルト管弦楽団のハイドンによる協奏交響曲は、2015年に国際クラシック音楽賞を受賞した。
ヤニック・ネゼ=セガン、テオドール・クルレンツィス、ダニエル・ブレンドゥルフ、アンドレス・オロスコ=エストラーダ、ナターリヤ・グートマン、ジャニーヌ・ヤンセン、エマニュエル・パユ、ゴーディエ・カピュソン、ザビーネ・マイヤー、ファジル・サイらと共演。ピンカス・ズーカーマンとはヴァイオリン・デュオで共演を果たしている。
ロンドン交響楽団、バイエルン放送交響楽団、モントリオール交響楽団、バイエルン国立歌劇場、フィルハーモニア管弦楽団、バンベルク交響楽団などにゲスト・コンサートマスターとして出演するほか、マーラー室内管弦楽団、ベオグラード・フィルハーモニー管弦楽団、ルツェルン祝祭管弦楽団などでの弾き振りなど、世界各地で活躍の場を広げている。
マーラー室内管弦楽団コンサートマスターを経て、現在カメラータ・ザルツブルク、ルツェルン交響楽団、ルツェルン祝祭管弦楽団のコンサートマスターを務めている。