プロフィール
オクサナ・ヤブロンスカヤ(アメリカ/イスラエル) Oxana YABLONSKAYA
ピアノ部門 審査委員
世界的に著名なピアニスト。ジュリアード音楽院名誉教授。国連芸術アカデミー、サンフランシスコ国際芸術アカデミー、ロシア科学アカデミーにおけるリベラルアーツ独立アカデミーの名誉会員でもあり、芸術における優れた業績に対するアインシュタイン・メダルを受賞している。
17歳の時、才能豊かな子供たちを教育するモスクワの中央音楽学校において最年少指導者となった。その後、タチアナ・ニコラーエワ教授のアシスタントとしてモスクワ音楽院で10年間指導。1983年から2008年にはジュリアード音楽院で教鞭を取った。イタリアでは自身の名を冠したピアノ学院を設立し、多くの国際音楽コンクール優勝者たちを育てた。
57年の演奏家人生において、40カ国以上でリサイタルを行い、ソリストとして主要オーケストラと多数共演。ロジェストヴェンスキー、ロストロポーヴィチ、スヴェトラーノフ、ガンバ、ブロムシュテット等、著名な指揮者たちと共演している。録音も多数あり、チャイコフスキー、ショパン、ブラームス、グラズノフ、ハチャトゥリアン、ラフマニノフ、リスト、ムソルグスキー、プロコフィエフ等の作品をリリース。ブタペストのリスト協会のディスク大賞も受賞している。
教師、演奏家としての長い経験をまとめた自叙伝「Small Hands. Theme and Variations」を執筆し、母親、祖母、愛犬家、そして音楽家としての波乱万丈の人生について記すとともに、小さな手でベストなピアノ演奏をするための貴重なアドバイスを述べている。この本は、ロシア語、英語で出版されて幅広い人気を博し、間もなく中国語にも翻訳される予定である。
2016年からはエルサレム音楽舞踊アカデミーで教鞭を執り、楽譜の校訂やイスラエル、アメリカ、ヨーロッパ、東アジアでのコンサートツアー等で活躍を続けている。